Robot Graphics Ver.1.2


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●概要
 Dr. Wangのロボットグラフィクス(タートルグラフィクス)

●レジスタ
  A, B  アキュムレータ
  X, Y  現在位置
  T    進行方向 1°単位
  C    色   (0〜7)

●構文 : nf ...
  1行単位.空白は無視
  nは繰り返し回数.nが無いときは1とみなす.AまたはBのときはアキュムレータの値
  fは関数
  ()でグループ化
  行頭が ' の場合は,コメント

●関数(関数名は1文字で,大文字小文字の区別なし)
  F : 現在の色で点を打ち,進行方向へ1移動
    @未設定時は,斜め方向は縦横共に1変化,距離が1ではない(互換性のため)
    @設定後は,距離1だけ移動
  J : 点は打たずに,進行方向へ1移動(Fと同様)
  R : 進行方向を時計回りに45°回転
  @ : 進行方向を時計回りに1°回転.0@とすると回転せずに設定だけされる
  N : 北(上)を向く.@設定を解除
  H : ホームポジション(中央)に戻る
  C : 画面消去
  + : アキュムレータAを1増加
  - : アキュムレータAを1減少
  < : アキュムレータBを1増加
  > : アキュムレータBを1減少
  #n: 色をnに設定
  T(a)(b) : アキュムレータAが0でないならば,aを実行.Aが0ならば,bを実行
  =(a)(b) : アキュムレータBが0でないならば,aを実行.Bが0ならば,bを実行
  S(a)(b) : 現在位置の色が0(背景色)でないならば,aを実行.背景色ならば,bを実行
  ?(a)(b) : 乱数でaまたはbを実行
  Df... : fの次の文字から行末までを関数fと定義.fは上記関数名を除く英字1文字

●ウィンドウ
  グラフィック,コマンド,関数の3つのペインからなる
・上:グラフィック ペイン
  ロボットの移動軌跡を表示する.
・左下:コマンド ペイン
  1行単位でコマンド(関数列)を入力する.
  [切り取り]や[貼り付け]などの編集は,現在入力中の最終行でしかできない.
  上下矢印キーで,上の行を複写できる.
  [Enter] ([RET]) キーで実行する.
  エラーがある場合は,次の行にエラー表示し,関数ペインにその位置を示す.
  ブレークポイントに到達した場合や[ESC]キーを押した場合は,実行を中断する.
  中断した場合には[連続実行]または[1ステップのみ実行]コマンドで実行再開できる.
・右下:関数 ペイン
  ユーザが定義した関数と実行中のコマンドを表示する.
  左側の1文字が関数名で,空白の時はコマンドを示す.
  コマンドは,実行終了後に削除される.
  関数名を左ダブルクリックすると,関数の最初にブレークポイントを設定・解除できる.
  ブレークポイントが設定されている関数名は反転して表示される.
  左側の関数名以外を左ダブルクリックすると,全てのブレークポイントが解除される.

●メニュー・コマンド
・[ファイル]メニュー
  [新規作成]   新規に作成する.
  [開く]     既存のファイルを開いて,実行する.
  [保存]     コマンド ペインをファイルに書き出す.
・[編集]メニュー
  [切り取り] や [貼り付け] は,コマンド ペインの現在入力中の最終行でしかできない.
  [コピー] は可能.
・[実行]メニュー
  [連続実行]   ブレークポイントまたは[ESC]キーが押されるまで連続して実行する.
  [1ステップのみ実行]1ステップのみ実行する.
  [全てのブレークポイントの解除]全てのブレークポイントを解除する.
・[オプション]メニュー
  [色の設定]   表示色を設定する.直ちに色は変わらず,次回実行時に設定した色を使用する.
           0番は背景色.背景色を変えてウインドウを大きくすると,大きくなった所は変えた色になる.
  [ロボットの設定]  ダイアログを表示して,ロボットの現在位置の表示色および表示の有無を設定する.

●履歴
 Ver.1.0 09/04 NEC PC-9801のMS-DOSから移植
 Ver.1.1 09/04 デバッグモードと@の追加
 Ver.1.2 09/05 CEdit::GetLine のBug Fix



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